20代で税理士を目指すなら、まずは科目合格を目指しましょう。ここでは、科目試験受験者の年齢層や合格状況、20代税理士の年収などについて解説します。
国税庁のデータによると、令和7年度(第75回)税理士試験の受験者年齢層は以下の通りです。
20歳以下から41歳以上まで、非常に幅広い年齢層の人が受験していることがわかります。特に20代(21~30歳)の受験者は13,172人で、受験者全体(36,320人)の約36.3%を占めており、税理士試験の中心的な受験層となっています。
参照元:令和7年度(第75回)税理士試験結果表(学歴別・年齢別)
https://www.nta.go.jp/taxes/zeirishi/zeirishishiken/shikenkekka/75/pdf/0025011-071-15.pdf
令和7年度(第75回)税理士試験結果によると、5科目到達者数は以下の通りです。
20代(21~30歳)の5科目到達者は167人でした。20代受験者数13,172人に対する到達率は約1.3%であり、5科目到達の難易度の高さがうかがえます。一方で、20代は比較的学習時間を確保しやすく、長期的なキャリア設計を立てやすい年代でもあります。計画的に学習を継続することで、20代で5科目到達を目指すことも可能です。
参照元:令和7年度(第75回)税理士試験結果表(学歴別・年齢別)
https://www.nta.go.jp/taxes/zeirishi/zeirishishiken/shikenkekka/75/pdf/0025011-071-15.pdf
令和7年賃金構造基本統計調査によると、税理士(公認会計士も含む)の平均年収は以下の通りです。
注意したいのは、この金額はあくまでスタート地点だということ。税理士の年収は、経験年数や科目合格数によってアップする傾向にあります。税理士として独立開業した場合や、大手企業の専属税理士になる場合は、さらに高収入が得られるかもしれません。
勤務先・勤務形態によっても年収は大きく異なるため、理想の年収などを考えながらキャリアプランを立ててみてください。
参照元:賃金構造基本統計調査 / 令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(年齢階級別)
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040421120
20代で税理士としてキャリアアップを目指すには、以下のポイントを意識しましょう。
これらのポイントを意識して取り組むことで、キャリアアップの道が開けます。
働きながら税理士試験に合格することは可能です。実際、受験者の多くは社会人であり、仕事と勉強を両立させています。
税理士試験は科目合格制です。全11科目ですが、一度に全て合格しなくてはならないわけではなく、多くの人が一度に1~2科目ずつ受験し、数年かけて資格取得を目指しています。
一度合格した科目は生涯有効である(無効にならない)ため、、自分のペースで計画的に勉強を進めることが大切です。
20代の税理士や科目合格者には、以下のような転職先の選択肢があります。
税理士業界では若手人材の採用ニーズが高く、20代の科目合格者は若手人材として評価されるケースも少なくありません。若手人材の採用ニーズが高い状況だからこそ自己分析や情報収集をしっかりと行い、将来を見据えた転職先を選ぶことが重要です。
| 想定年収 | 350万円~700万円 |
|---|---|
| 仕事内容 | 法人顧問業務・会社設立支援・経理代行業務など |
| こだわり | 代表が20代!クライアントも若手経営者が多く共に成長を目指せる |
| 想定年収 | 350万円~600万円 |
|---|---|
| 仕事内容 | 税務会計のサポート業務全般など |
| こだわり | 20代の若手もおり、幅広い年齢層の方が活躍 |
20代の税理士試験科目合格者は業界全体で見ても人数が少なく、若手人材として期待される場面が多くあります。一方で、需要が高いからといって、どの求人でも採用につながるわけではありません。特に税理士法人や会計事務所では、実務経験の有無を重視するケースもあるため、応募先選びや面接でのアピール次第で結果が大きく変わります。
科目合格の進め方も、転職活動では意識したいポイントです。特に簿記論・財務諸表論は税理士業務の基礎となる知識を身につける科目であり、多くの税理士法人や会計事務所で重視される傾向があります。全科目合格を待たずに転職活動を始める場合でも、「あと何科目を、いつ頃までに合格する予定か」といった学習計画を具体的に伝えられるよう準備しておくと、自身の意欲や将来性をアピールしやすくなります。
「未経験者歓迎」と記載された求人であっても、教育体制は事務所によって異なります。OJTの有無や資格取得を支援する制度、勉強時間への配慮、先輩税理士によるフォロー体制など、求人票だけでは分かりにくい情報も少なくありません。面接では、入所後の育成方針や指導体制について具体的に確認しておくと、入所後のミスマッチを防ぎやすくなります。
一部の税理士法人・会計事務所では、若手を将来的な管理職候補として育成することを前提に採用するケースもあります。こうした求人の中には、一般には公開されず、税理士に特化した転職エージェントを通じて紹介される非公開求人もあります。将来的なキャリアアップを見据えて転職する場合は、複数の転職エージェントも活用しながら、公開求人・非公開求人を幅広く比較検討することが大切です。
20代で税理士事務所や会計事務所への転職を目指す方の中には、科目合格が1〜2科目の段階で転職活動を始めるケースもあります。税理士業界では、資格取得への意欲や将来性を重視して採用を行う税理士法人・会計事務所もあるため、今後の学習計画を明確に示し、あわせて経理・会計業務や事務職などの実務経験を具体的に伝えることで、採用につながる可能性があります。焦って条件を妥協するのではなく、自身の強みや将来のキャリアプランに合った事務所を見極めることが大切です。
20代の税理士・科目合格者は業界でも希少性が高く、活躍できる場が非常に多く用意されています。
税理士試験の難易度は非常に高めですが、計画的に学習を継続することで、20代で5科目到達を目指すことも可能です。科目合格数や実務経験によって応募できる求人の幅は広がります。。
年収は最初こそ控えめですが、こちらも専門性や経験を積むことで高収入を目指せます。これらのポイントを踏まえ、将来の展望を持ちながら取り組んでみてください。
下記のページでは税理士に特化したおすすめの転職エージェントを目的別にご紹介しています。自分のキャリアに合うエージェントをぜひ探してみてください。
ここでは税理士に特化した転職エージェントサービスを提供している特化型のエージェントを3社ピックアップ。それぞれの目的別におすすめのエージェントを紹介します。
「税理士 転職エージェント」とGoogle検索して上位表示される企業のうち、 公式HPに税理士特化のサイト・ページを設けているエージェントをピックアップ。
そのなかで公式HPで確認できる情報をもとに以下の項目で最も求人件数が多かった企業をピックアップしています。
※1 資格取得支援の求人が最多!=280件で最多だった「レックスアドバイザーズ」を選定
参照元:レックスアドバイザーズ公式HP(https://www.career-adv.jp/job_search/tax/)
※2 未経験者歓迎の求人が最多!=1,795件で最多だった「ヒュープロ」を選定
参照元:ヒュープロ公式HP(https://hupro-job.com/)
※3 事業会社の求人が最多!=43件で最多だった「マイナビ税理士」を選定
参照元:マイナビ税理士公式HP(https://zeirishi.mynavi-agent.jp/)
(2024年11月1日調査時点)